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アンティーク・レトロ帯の柄や色使いをインスピにして
以前、こちらの「着物や帯の柄や色使いをデザインの参考に」という記事で着物や帯の様々な和柄デザインを紹介しましたが、今回はその第二弾。
アンティーク・レトロな雰囲気を持つ「帯」に特化して紹介しようと思います。
下で紹介するデザインは帯の「お太鼓」部分に来るように付けられたもので、お太鼓とは、帯の結び方の一つであるお太鼓結びをした時に背中中央に来る大きな部分になります。
右上の写真を参考にして頂ければわかりますが、お太鼓は帯のメイン部分と呼ぶべき場所になりますので、やはり目を引く綺麗なデザインがたくさんあります。
今回は、その中でも、アンティークでレトロなデザインの帯を集めてみましたので、インスピレーションを呼び覚ますソースとしてお使い下さい。
帯デザイン
【画像ソース】SHOW ME THE OBI ! + THE SEVEN LUCKY HAIRSTYLES of OLD JAPAN (日本髪) | Flickr – Photo Sharing!
EIRYU — QUEEN of the POSTCARD GEISHAS (6) | Flickr – Photo Sharing!
【和柄デザイン】着物や帯の柄や色使いをデザインの参考に
今も昔も、人々にとってのオシャレといえば、ファッション。
今日、街中には、たくさんのブランドが混在し、さらには、国内のみならず海外からもたくさんの商品が輸入され、数えきれないほどのファッションアイテムが溢れかえっています。
そんな中から、カッコイイ・カワイイ・シブイ・・・アイテムを見つけ出すのがオシャレの醍醐味。
着物が一般的に着られていた頃も、服の種類こそ現代よりも遥かに少なくなりますが、人々は競ってよりオシャレなアイテムを探していたと思われます。
勿論、その頃の主なファッションアイテムと言えば、着物と帯。
今回は、そんな和柄デザインの参考にもなりそうな、オシャレでイカした着物や帯のデザインを32個ほど紹介します。
着物・帯のデザインギャラリー
以上で32個。
どのデザインもそうなのですが、まず真っ先に飛び込んでくるのが、色の美しさ。カラーピッカーなどを使って上手に色をチョイスしていけば、ウェブデザインにも活用できそうです。
和風のサイトを作るときには、こういった和柄デザインやカラーのモノを参考にすると良さそうですね。
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龍馬伝の頃の下田の風景・古写真を5枚ほど
NHK大河ドラマ・龍馬伝の影響で、現在、日本全国に幕末ブームが沸き起こっていますが、今回紹介する古写真も、その幕末において非常に重要な役割を果たした土地・下田。
1853年にペリーが黒船を率いて浦賀に現れ、徳川幕府に開国を要求。翌1854年には、アメリカとの間で日米和親条約が締結され、下田港は開港されましたが、その後、ペリーの下田入りや、吉田松陰アメリカ渡航失敗などで、下田は度々幕末史にその名が登場してきました。
下は、ペリー来航から約10年後の下田の写真。
そんな歴史的大事件が起こっていたとは思えないくらい、平穏でのどかな生活風景。非常に味わい深いものが多いですので、まずはゆっくりとご覧になってください。
現在、ペリーロードと呼ばれる一画。川面に写る木橋と家を覆う屋根瓦に何とも言えない趣を感じます。
八幡神社へ通ずる道。明治維新よりも6年前にあたる1862年に撮られた写真。1862年と言えば、あの寺田屋事件や生麦事件が起こったのと同年ですね。
下田・八幡神社に集まる子供たち。写真を撮っている間このまま動かずに待っているのを想像すると凄く可愛らしいです。
下田近郊にある柿崎村の釣り師の写真。これを生業にしてるかどうかは分かりませんが、釣った魚が食卓に並ぶのでしょうね。魚を入れる籠なども良い雰囲気が出ています。
こちらも1862~1864年頃に撮られた写真。兄が妹に「書き」を教えているところです。妹は少し照れくさそうですが、みんな真剣に勉強しています。
こんなにも穏やかな風景や人物写真を見ていると、何か我々が想像する幕末のイメージとは大きくかけ離れていて、尊皇攘夷や開国、はたまた佐幕といって暴れ回っている志士達や幕府役人が本当に実在したのかと思えるくらい静かな感じがします。
小説家・司馬遼太郎氏が著書「竜馬がゆく」の中で、この時代を「猖獗」という言葉で表現していて、意味は、良くないものが暴れ回ったり猛威をふるうという事なのですが、その猖獗の状態にあったのは、もしかすると中央(京都や一部の江戸)のみで、遠方に住む人々は、それまでの300年とあまり変わることのない日常生活を送っていたのかもしれません。
あくまでも、数枚の写真のみでの判断、さらには写真を見た私の主観がふんだんに入り交じっていますが、これらの写真からは、蛤御門の変や池田屋事件、長州征伐や大政奉還などといった狂気とも言える幕末の出来事を連想するのは非常に困難です。
やはり、歴史を動かす出来事は、一部の人間によって創りだされて、後世に語り継がれていく。
しかし、大半の人というのは、そんな事も関係なく、今与えられている目の前の人生を、ただただ一生懸命に生きて行く。歴史的大事件が突発的に起こるのに時代がゆっくりと変化していくのは、そういう人々の人生のスピード、つまり、目の前の人生を一歩つづ進んでいく生き様が大きく関わっているのだなぁと強く感じました。
まだまだ、貴重な写真がたくさんありますので、折を見て紹介していきたいと思います。
【画像】SHIMODA Bakumatsu Scenes from 1862 – a set on Flickr
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デニムやTシャツなど和柄ファッションに特化した37のブランド+α
記事が長いのでイントロはそこそこに。
和柄のファッションブランドを検索エンジンで探してみても出てくるのは、楽天やアマゾンのセレクトショップばかり。なかなか、本家ブランドの公式ウェブサイトにたどり着けません。でも、やっぱり本家のサイトでないと分らない事もたくさんある。特にブランド全体の雰囲気などは、そうですよね。
今回は、「デニムやTシャツなど和柄ファッションに特化した37のブランド+α」と題して、セレクトショップではなく、和柄ブランドの公式ウェブサイトをまとめてみました。
ショッピングの情報収集に役立てばと思います。
ファッション総合
CHIKIRIYA(ちきりや)
絵師・増田真知子さんが独特の世界観を見せる和柄ブランド。絵柄や染色方法も個性的。
メンズ・レディースの両方があり、Tシャツから帽子まで幅広いアイテムが揃っています。
泥棒日記オフィシャルウェブサイト
Tシャツ、デニムなどの基本的なものから、雪駄やアクセサリなどの小物まで何でも揃う超有名ブランド。
以前にも紹介した事があるので、詳しくはこちらをどうぞ→【泥棒日記-和柄ブランドのパイオニア】
Twitterアカウントもあるようですので、興味のある方はこちらから→【泥棒日記 on Twitter】
CROPPED HEADS(クロップドヘッズ)
和柄ブランドではあまりにも有名な「CROPPED HEADS」。独創的で大胆な絵柄のアイテムが印象的。
他にも、同じ企業が運営する諸平勘(もひかん)なども非常に斬新でカッコイイ。
こちらも以前に紹介した事があるので、詳しくはこちらから→【CROPPED HEADS(クロップドヘッズ)-スタイリッシュな和柄の美 】
むかしむかし公式サイト
京友禅絵師が描く豪快で鮮やかなデザインが印象的な「むかしむかし」。
Tシャツやデニムを始め、財布やキャップなどの小物まで販売されています。
倉 ETERNAL
倉、ETERNALだけではピンと来ないかもしれないが、恐らく、「備中倉敷工房 倉」で分かる人もいるかも。
ここのショートデニムを持っていますが、質もデザインも申し分なし。
「禅」 by 京伝
心に響く本物の「KYOTO STYLE」というのがブランドコンセプト。
デニムやカラーパンツをメインにTシャツや七分袖などにも、美しい和柄がほどこされています。
波乗達人/波逹(なみのりたつじん)・波王
波達は和とサーフィンが共通がテーマで、サーファー系のファッションでは非常に珍しい和柄がメイン。
Tシャツやスウェットの他にも、サーフボードも販売されています。
ショッピングサイトはこちらから→【波達ネットショップ Yahoo!店】
京都壬生堂
元々は、京都の染色工場だった壬生堂。
その染色技術を活かした和柄シャツやアロハは必見です。
※京都壬生堂のウェブサイトは、Firefox環境では上手く表示されないかもしれません。
VISIBLE ELEPHANT 47 / デザインTシャツなどの通販
イラストレーターCHICHIを中心に、ニューヨークにてスタートしたTシャツをメインにしたブランド。
和洋が非常に心地よくシンクロし、美しいデザインのアイテムが多数あります。
CHIGIRI – ちぎり
泥棒日記などの人気ブランドの他、オリジナルブランドも展開。
和=Japaneseと洋=Americanをテーマにしたデザインがモットーで、和洋折衷のカッコイイアイテムが多数。
Tシャツ、スウェット、アウター、パンツ、小物など幅広いアイテムが揃っています。
きんとと家
京の和と金魚の融合という一風変わったコンセプトを展開する「きんとと屋」。
アクセサリやストラップなどの小物もありますが、Tシャツやジャケットなどのもトップスも販売されています。
テッドマン、爆烈爛漫娘、粋狂、Peaked-Yellow
テッドマン、爆烈爛漫娘、粋狂、Peaked-Yellow等の有名ブランドを持つ株式会社エフ商会のサイト。
Tシャツ、ロンT、スカジャン、ポロシャツなど、とにかく個性的なアイテムが揃っています。
和柄ファンなら誰しもが知っているブランドばかりです。
錦
こちらも、和柄ブランドではかなり有名な「錦」。
デザイン力が非常に高く、特に、トライバル文様はほとんど錦のお家芸と言ってもいいほど。
取り扱いアイテムも充実しTシャツやデニム、アウター等からキャップやベルト等の小物まで揃っています。
JUVENILE DELINQUENT
大人っぽいアイテムが多数あるJDは「大人の遊び着」というのがコンセプト。
完全オリジナルのデニムやアウター、インナーから、レザーアイテム、スーツまで揃っています。
海外からも高い評価を受けているようです。
参丸一(サンマルイチ) – 公式サイト
元々、「爆烈爛漫娘、粋狂」等をプロデュースするエフ商会に在籍した渡部勝也氏が立ち上げたブランド。
TシャツやロンT、パーカーや小物など斬新で独創的なものが非常に多い。
EVISUジーンズ
説明不要の超有名ブランド・エビス。
ジーンズ以外にも、財布やシューズなどの小物も販売されています。
MAKANALEI Official Web Site
ハワイアンと和柄の融合。勿論、メインは和柄のアロハシャツです。
和柄がアロハに入る事により、通常のデザインのアロハよりも締まった印象になります。
YAMATO TOKOROTANI
雪駄やサンダル、スニーカーなど徹底的に履物にこだわったブランド。
レザーは勿論ですが和紙を使った履物まであります。
義志(よしゆき)
和柄と言うよりも和服をイメージしたアイテムが多数。
現代風の羽織りや袴などが販売され、かなり突き抜けてて非常に面白いです。
さとり・VANSON
和柄の有名人気ブランド「さとり」や「VANSON」を手がけるNEVERMINDのサイト。
さとりは、TシャツやロンT、小物に至るまで優れたアイテムが多数あるが、中でもスカジャンは傑作ぞろい。
デザインもカラーも非常に大胆で洗練されたものばかりです。
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
百花繚乱とは、様々な種類の花が色とりどりに咲き乱れる様子。和柄ファッションの超有名ブランドです。
タンクトップやTシャツ、パーカー、パンツ、ジャージ、スカジャン、雑貨など幅広いアイテムが揃っています。
ちなみに、百花繚乱を手がけるのは、株式会社サイカイさんです。
花旅楽団(はなたびがくだん)、龍桜(りゅうおう)
有名和柄ブランド、花旅楽団(はなたびがくだん)、龍桜(りゅうおう)などの公式サイト。
細部にまでこだわったオリジナリティ溢れるデザインと、完成度の高さが和柄ファンから愛されている理由。
販売は、こちらの「SCRIPT楽天市場店」でされています。
HabuBox
沖縄発の和柄Tシャツブランド「HabuBox」。
和の中にも沖縄色を十分に感じさせるアイテムが多数あります。
酒楽(しゃらく)
多彩な表現方法で独自のデザインを生み出す「酒楽」。
特に、一人一人の職人が特定の墨と顔料をもって描き出す手書きプリントは酒楽の代名詞。
Tシャツやパーカーからキャップやハンチングまでと幅広い取り扱いアイテムがあるのも魅力の一つ。
こちらも関連サイトのようですね。→【sharaku_intro】
京都太秦工房 和っぱ
京都発の和柄オリジナルブランド・「和っぱ」。
蒔絵の技法を用いたデニムや職人が描き上げた手書きのTシャツなど、こだわりのアイテムが多数。
ベルトやニット帽、アクセサリなど和っぱブランドのみでのコーディネートも可能です。
もののふ
以前にも、「本格派戦国ブランド「もののふ 天守」さん」と言う記事で紹介した事もある「もののふ」。斬新なアイテムが非常に多く、戦国武将をモチーフにしたアイテムや花の慶次などの人気作品とコラボしたグッズがメインです。
ORB
メンズもあるが、和柄のチュニックなどレディースアイテムが充実したブランド。
Tシャツやショートパンツ、スカートなども沢山あります。
スカジャン
スカジャン専門店はたくさんありますが、とりあえず今回はこの2ブランドを紹介。
スカジャン専門店 大熊商会
どんなスカジャンでも作ってくれるスカジャン専門店。
亀田興毅のスカジャンもこちらで製作したもののようです。
星姫衣料
こちらもスカジャン専門店。
和柄、竜柄、虎柄などスカジャンに存在する殆どのデザインが揃っています。
また、サテンも別珍も豊富にあって逆に選ぶのが大変そうな感じです。
帽子・アクセサリ・小物
竜図
個性的な和柄小物が充実のブランド。
スニーカーやハンチング、キャップなどがメインなので、コーディネートのポイントとして便利です。
Target(ターゲット)
和柄の帽子がメインで、キャップ、ハット、ハンチングなどがかなり充実。
特にハンチングやハットは他とは一線を画すようなハイセンスなものが多いです。
財布やベルト、バッグなどの小物も多数あり、和柄のセンス溢れるブランドです。
銀鱗堂
明らかに海外のモノとは異なる江戸前レザー。
財布などがメインに販売されていますが、クオリティーの高さは一目瞭然。
重厚でシックな革製品は、ちょっと大人のアイテムという感じです。
FMB BONITA
ちょっと珍しい和柄をあしらったシルバーアクセが販売されています。
リングやネックレス、ブレスレットやピアスに和柄の文様がほどこされていて、非常に斬新。
ファッションのアクセントになると思います。
M-HERO
和柄のベルトから、財布、スニーカー、ストラップなどの小物をメインに販売する「M-HERO」。
和柄のヌイグルミまで販売されています。
然(ぜん)
オリジナルのシルバーアクセサリーを手がける「然」。
デザインは日本の伝統的な青海波や梅、桜など、洋のアイテムに中に和の美が見事に彫り込まれています。
和柄のカウスボタンなどもあります。
花山 DEGNER CO.,LTD
和柄のレザー小物で有名な「花山」はこちらが運営。
財布や小銭入れ、ベルト、キーケース、ステーショナリーなど、和柄とレザーが融合したアイテムが多数。
販売は、「楽天」と「Yahoo」ショップでされています。
革次朗
手縫いのオリジナル革製品を製造する「革次朗」。
財布、バッグ、名刺入れ、キーケースなどクオリティの高い革製品が多数。
特に、革を使った腕時計は秀逸としかいいようがないです。
公式ウェブサイトが見当たらなかったブランド
下は、公式ウェブサイトを見つけきれずに紹介出来なかった和柄のブランドです。楽天などのセレクトショップでは普通に購入出来ますので検索してみて下さい。
華鳥風月
絡繰魂(からくりたましい)
胤富仁帝(インフィニティ)
鬼ヶ島
N.T.R.L.
派流登(パルト)
衣櫻(ころもざくら)
Rickey&Hickey
CHAKA.M(チャカエム)
今回紹介したブランド以外にも、まだまだたくさんの和柄ファッションブランドがあります。
「何でこれを入れてない!」という意見もあると思いますので、お気付きの方はどんどんコメントにブランド名などの情報を入れて共有してください。
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どいつが一番強そう?歌川国吉の相撲を題材にした浮世絵
外国人力士が横綱・大関をほぼ独占する昨今の相撲界。
このままの状態で良い筈はなく、強い日本人力士の登場が待ち望まれています。
特に古くからの相撲ファンにとっては、大鵬・千代の富士・貴乃花と強かった日本人力士の面影が脳裏に焼き付いていて、今の外国人が席巻する相撲界を憂れう気持ちが強いのではと思います。
そこで、今回はこんな力士がまた出て来て欲しいという願いも込めて、「歌川国吉の相撲を題材にした浮世絵」を集めてみました。
江戸時代の風景を想像しながら過去の力士も回想し、どれが一番強いのだろう?と楽しんで頂ければ嬉しく思います。
※下に記載されている力士に関するデータは、「大相撲 記録の玉手箱」さんを参照させて頂いてます。こちらのサイトでは、過去・現在における大相撲に関するもの凄い量の情報が素晴らしく綺麗にまとめられています。凄く面白いので、是非、一度、サイトを訪問して下さい。
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六ッヶ峰 岩之助 (むつがみね いわのすけ)
大関・六ッヶ峰
三重県桑名市出身・三保ヶ関部屋
伸長:190cm?
体重:130kg
通算成績:111勝35敗11分2預1無40休
得意技:吊り、櫓投げ
得意技が櫓投げというのがカッコ良い。
櫓投げとは柔道の内股のように相手を吊りながら、股を跳ね上げる投げ技。
朝青龍が日馬富士にこの技で勝ってましたね。
この190cmという長身でこれだけ投げが得意ならば、組んで良し、離れて良しで、恐らく相当に強かったと思います。
データ参照:相撲人名鑑(境川 浪右エ門)
猪名川 政之助 (いながわ まさのすけ)
関脇・猪名川
千葉県佐倉市出身・浦風部屋
伸長:?
体重:?
通算成績:112勝46敗2分9預5無121休
得意技:?
不明な事が多いのですが、戦績を見る限り、上の大関・六ッヶ峰にも引けを取りません。
写真をみてもいかにも重心が安定していて腰がかなり重そうです。
強そうですね。
データ参照:相撲人名鑑(稲川 政之助)
小柳 常吉 (こやなぎ つねきち)
大関・小柳
千葉県・市原市出身・雷部屋
伸長:170cm
体重:150kg
通算成績:131勝47敗28分6預1無90休
得意技:?
超人気力士の小柳は、小柄ながらも体重150kgという大きさ。
データによると、体の割には手足が非常によく動く力士のようですが、負ける時は横や前に手をつく事が多かったようです。
しかし、アメリカ人水兵3人と同時に相撲をして、難なく倒したという話も残っているほど強かったようですよ。
データ参照:相撲人名鑑(小柳 常吉)
鬼若 力之助 (おにわか りきのすけ)
前頭筆頭・鬼若
千葉県・山武市出身・勝ノ浦部屋
伸長:162cm
体重:105kg
通算成績:60勝66敗40分2預137休
得意技:突き、押し
愛嬌たっぷりの鬼若は、子供の頃から体が大きく「怪童力士」として人気があったようですが、その後あまり背が伸びなかったようですね。
怪童力士は大成しない人が多いようなんですが、鬼若は立合いからの一気の押しで前頭筆頭まで登っていったようです。
8歳で121cm、68kgもあったようですよ。
データ参照:相撲人名鑑(勝ノ浦 与一右エ門)
生月 鯨太左エ門 (いけづき げいたざえもん)
張前・生月
長崎県平戸市・小野川部屋
伸長:227cm
体重:169kg
通算成績:3勝2敗115休
得意技:?
23歳という短命に終わったので、どれだけ強かったのかは未知数。ただ伸長が227cmというのは、歴代の力士の中でも、最大になると思います。
深川の富岡八幡宮に巨人力士碑、巨人力士手形足形碑があるので、それからも、この生月の大きさは分かると思います。
ちなみに、墨田区に生月鯨太左衛門の墓墓があるようですが、お墓は意外に普通の大きさです。
生月鯨太左衛門墓 墨田区公式ウェブサイト
データ参照:相撲人名鑑(生月 鯨太左エ門)
大空 武左エ門 (おおぞら ぶざえもん)
番附外・大空
熊本県上益城郡・勝ノ浦部屋
伸長:227cm
体重:131kg
通算成績:7休
得意技:?
こちらも規格外の伸長・227cmという大きさ。同じく、深川の富岡八幡宮に手形が残っています。
ただ取り組みの記録が残ってないので、どれだけ強かったかは不明です。
データ参照:相撲人名鑑(大空 武左エ門)
湖東山 文右エ門 (ことうざん ぶんえもん)、岩見形 丈右エ門 (いわみがた じょうえもん)
【左】
大関・湖東山
滋賀県東近江市出身・雷部屋
伸長:182cm
体重:135kg
通算成績:120勝52敗19分13預3無89休
得意技:?
【右】
関脇・岩見形
岩手県北上市出身・南部
伸長:194cm
体重:?
通算成績:37勝27敗5分5預24休
得意技:?
湖東山、岩見形ともにあまり詳しいデータはないようですが、湖東山は商人から力士に転向した異色の存在。また、岩見形は、南部相撲という四角い土俵で行う相撲の筆頭格のようです。ちなみに、絵中の一見くまだまさしにも見える審判員は武蔵川親方。今の武蔵川理事長との関係は、調べてみてもよく分かりませんでした。
データ参照:相撲人名鑑(手柄山 繁右エ門)
データ参照:相撲人名鑑(石見潟 丈右エ門)
不知火 諾右エ門 (しらぬい だくえもん)、劔山 谷右エ門 (つるぎやま たにえもん)
【左】
大関・不知火
熊本県宇土市出身・湊部屋
伸長:176cm
体重:135kg
通算成績:48勝15敗3分2預1無65休
得意技:?
【右】
大関・劔山
富山県富山市出身・二十山部屋
伸長:167cm
体重:115kg
通算成績:143勝31敗22分6預5無148休
得意技:?
これはデータを見る限りかなりの好取り組みのようです。不知火は、時の将軍・徳川家慶の上覧試合において、結びを努め見事に勝利した程の力士で、将軍自ら詠んだ句の短冊を与られたようです。。対する、劔山は、土俵際が非常に上手い名人型の力士で、なんと48歳まで現役だったとか。本当に凄すぎる二人ですね。
ちなみに、審判員は宮城野親方。横綱・白鵬の親方がこの名を継いでますね。また、行事はご存知、式守伊之助。今とあんまり変わってないのが相撲の凄い所です。
データ参照:相撲人名鑑(不知火 諾右エ門)
データ参照:相撲人名鑑(劔山 谷右エ門)
おまけ
鬼若 力之助の愛嬌がもの凄いのでおまけに3つ紹介します。
相撲界にも早く、こんな豪傑たちがたくさん出てきて欲しいですね。
日本人横綱が見たい!
今回の記事は、海外の「Japanese Heroes for the Twelve Signs」を参考にしました。他にも国吉の浮世絵がたくさんありますので参考にしてください。
歴史的な古写真:明治・大正期の花魁と禿と遊郭
下の古写真を見てどう思われかは個人の自由。遊女については否定的に捉える人もいれば、ただ単に一つの歴史的事実だと感じる人もいるでしょう。
私はどちらかと言うと後者の方。なぜなら、私には、それを否定する事も肯定する事も出来るほどの知識がなく、ただ、呆然とそれらの写真を眺める事しか出来ないからです。単純に綺麗だの可愛いだのと心のままに感じる事しか出来ず、時代背景にある民族的思想や、文化についても深く語る事ができません。
なので、今回は非常にニュートラルな気持ちで明治・大正期の花魁と禿と遊郭の古写真を紹介します。
分かる範囲の事は、なるべくウェキペディアなどを用いて紹介したいと思いますので、参考にしながら純粋に画像を楽しんでください。
→ 和風ブログ・サイトランキング★
花魁と禿(かむろ)
花魁とは吉原遊女でも位の高い者、禿とは、花魁の身の回りの雑用をする10歳前後の少女達の事です。
これらの写真は、1900年~1915年頃に撮影されたもののようですが、場所の特定はされていません。
花魁と太夫の違いを簡単に説明すると関東風か関西風の違い。両者とも位の高い遊女の事ですが、吉原では花魁、京都・大阪では太夫という呼び方が一般的だったようです。吉原にも当初は太夫が存在したようですが、その呼び方が次第になくなり、花魁に変わっていったとの事。
ちなみに、写真とは関係ないですが、大阪・新町の夕霧太夫、京都・島原の吉野太夫、江戸・吉原の高尾太夫と言うのが江戸期を代表する花魁だったようですね。
去年の暮に放送されていたテレビドラマ「JIN」に中谷美紀さんが花魁役(野風)で出ていましたが、こんな感じの大きな下駄(三枚歯下駄)を履いていました。吉原の「外八文字」と呼ばれる独特の歩き方で街中を練り歩くシーンはド迫力でしたね。
また、その野風さんの周りには彼女のお世話をする少女(禿)がいて、チョコマカ働き回っていました。
禿は何らかの事情があって、そのお店に売られてきた子達が殆どのようで、一般的には、借金の形や生活苦の為に、売りに出されたと言われています。
遊郭
この写真は吉原で撮られたもので、海外の出版物に掲載されたもののようです。出版時期は1897年。
したがってこの写真も恐らくはその前後に撮られたものだと思われます。
意外に人がいなくてガラッとしていますが、朝早くかお昼時に撮られたものではないかと推測されています。
下の写真は1890年代に撮られたもの。場所の特定はありませんでした。
元サイトの記述にあったのですが、この右下に写っている男性がお客さんで、彼の持っている煙管がお客選びにおける重要な役割を果たしているようです。
まず男性は、自分の煙管に火をつけて一服する。そしてお気に入りの遊女にその煙管を手渡し、その遊女が一服すれば交渉は成立。嫌な場合はその煙管を受け取らないようです。
下の写真は明治の吉原。写真に写っている遊女だけで15人ほどいます。
恐らく、花魁などの位の高い遊女は顔を見せないはずですので、それらも加えると一つの遊郭あたり、20~30名程の遊女がいたと推測されます。
最後に
遊郭のその後について、ウェキペディアに記載がありましたので下に引用します。
第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)にはGHQの政策により公娼制度が廃止されるが、カフェーや料亭などと看板を変えて、ほぼそのまま「赤線」の通称で呼ばれる地域になった。1956年、売春防止法が成立し、1958年3月31日、同法の施行と共に公娼地域としての遊廓の歴史は、完全に幕を閉じることになった。現在公認の娼婦街はないが、大阪の飛田新地など、表向き料理旅館に転向したものの、客と仲居との個室内での自由恋愛の名目の元に、1958年以前と変わらない営業を継続している地域もいくつかある。また、東京の吉原のように、かつての公娼街がその後もソープランドや風俗営業の多く集まる地域となり、公娼地域まがいに営業を続けている所などもある。
遊廓 – Wikipedia
参考
■花魁 – Wikipedia
■吉原遊廓 – Wikipedia