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母の日に優しさ溢れる和雑貨を~ロング手袋、足袋スリッパ、めがねケース
母の日特集第二弾。
前回もそうでしたが、今回もただ可愛いのみではなくて、どこか優しさや労りを感じさせる和雑貨を幾つかピックアップしました。
母の日のプレゼントをご用意されていない方は、是非、参考にして頂ければ嬉しいです。
今回も、なるべく注釈などは付けずに可能な限りシンプルに紹介しようと思います。
和柄UVカットロング手袋
和がモチーフの刺繍が入ったロング手袋。90%以上の紫外線をカットしてくれます。
刺繍の柄は次の4種類。(左から夢椿、夢苺、、四葉と猫、マトリョーシカ)
やばい、ネコが可愛すぎる・・・・。
親指をひっかけて後は全部外に出るタイプです。車を運転する機会が多いお母様にはピッタリかも。
こちらのお店で販売されています。
◆京都くろちく 刺繍入り和柄UVカット手袋(ロング)
和風レトロな足袋スリッパ
日本製にこだわった「Made In 徳島」の足袋スリッパ。歩きづらさがありません。
抗菌・消臭・防汚作用があり、水にも強くなっています。(洗濯機で丸洗いもOK)
和風レトロな感じがたまらない・・・。色は、2色(ピンクとレッド)
柄違いもあります。
こちらのお店で販売されています。
◆華丸:和のライフスタイル「ノレン」
◆大梅:和のライフスタイル「ノレン」
和柄“レトロ菊”めがねケース
老眼鏡が手放せない母にもオシャレでいてもらいたい。
灰×紫、黒×茶、紫×緑の3種類。
バッグから取り出した時の和風レトロな感じが凄くイイ・・・。
こちらのお店で販売されています。
◆和のライフスタイル「ノレン」
荒々しい虎・龍・鷹が題材になった桃山時代の絵画
桃山時代は言うまでもなく乱世の時代。多くの者が天下統一という覇権をめぐり、己の野心をあからさまに露呈しながら現世の利益を求めた時代だと言えます。
美術においてもその部分が顕著に表れていて、下で紹介する絵図などは、それぞれの大名が己の力を誇示するために、絵師達に作らせたものが殆ど。
特に、龍虎のような武を象徴する絵図に関しては、勇猛で豪快な戦国武将がこぞって欲しがったモノなのでしょう。
それにしても、どの絵図も現代人には絶対に描けないと思われるくらいの力強さと迫力があります。
やはり、戦国と今とでは日本人の気性の違いが大きいのでしょうね。
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長谷川等伯 龍虎図屏風
この龍虎図屏風には長谷川等伯・68歳の落款があるようなので、彼の晩年作だと考えられています。(1599年頃)
この作品は、風を呼び起こす猛虎を左下に、それに対峙する怒りをあらわにした龍が右上に配置され、両者の気迫溢れる動勢が見事に表現されています。特に、墨のくまどり(濃淡やぼかし)を使って龍の頭部だけを浮かび上がらせた描写方法は、龍の神秘性といかにも雄大な雰囲気が非常によく伝わってきます。本当に凄い絵図ですね。
狩野山楽 龍虎図屏風
空を切り裂くように現れた龍と、それに対して咆哮する猛虎が凄くよく連動していて臨場感溢れる素晴らしい作品です。龍虎図と言うのは元々、風雲を呼ぶという題意があるようで、当時の戦国武将から大変気に入られていました。また、金地の大画面に龍・虎・豹という組み合わせからも、戦国時代の荒々しさと権力の綺羅びやかさを連想させますね。
曾我直庵 松柏に鷹図屏風
鷲鳥図とは、白鷹が狼に襲いかかり、大鷹があたりを睨みわすというのが一般的。この松柏に鷹図もその好例だと思います。金雲で四周を囲んで置いて、その真ん中には水墨で躍動感のある大鷹、さらには力強い松の枝などを配置する。本当に絵そのものに動きを感じますね。
海北友松 雲龍図屏風
水墨画家として有名な友松ですが、とりわけ墨龍を得意としたそうです。この作品も空を割って出てくるド迫力の龍を、墨の濃淡を巧みに活かして描いています。暗雲の中に見え隠れする尻尾や胴体、また、そのうろこや爪の先までが何となく不気味な感じがし、龍本来が持つ神秘性に凄みが強く付け加えられています。カッコ良すぎます!
狩野永徳 唐獅子図屏風
唐獅子図屏風は、秀吉が中国の毛利攻めの際に彼の陣屋で使用していたもの。信長が本能寺で倒れ毛利との和睦が急務となった時に、秀吉はこの唐獅子図屏風を和睦の印として毛利側に贈ったとされています。毛利家では、この唐獅子図屏風を明治まで保管し、その後明治大帝に献上したとされています。
作品には、いかにも戦国武将に気に入られそうな豪快さがあり、はつらつとした気風が漂っています。本当に凄まじい迫力としか言えないですね。
参考文献:日本の美術9 208号桃山絵画 編集武田恒夫氏
和風でレトロ、そしてどこか懐古的な二階堂のCMまとめ
「大分麦焼酎・二階堂」のCMを見て、なぜか胸元がキュ~となるのは私だけでしょうか?
子供の頃にこの二階堂のCMを見た時は、正直、全く何も感じなかったと言うより、むしろ、ちょっとした怖さすら感じてあまり好きではなかったのですが、年を取るにつれて、このCMの奥ゆかしさのようなものが感じられるようになり、今では涙すらこみ上げそうな時もしばしばです。
「どんなCMか知らない」と仰る方がいるかも知れませんが、恐らくそれは記憶違い。比較的テレビを見る方であれば、多分どのバージョンかは、目にした事があると思います。もしも、見た記憶がなかったとしても頭の片隅にこの「大分麦焼酎・二階堂」というCMのラストに来る決めゼリフが残っているかもしれません。
とにかく、この二階堂のCMというのは、昔も今も変わらず一貫してレトロで懐古的、さらには自分達が失った何かに語りかけるような味わい深いCMです。昔は何気なく見ていたCMでも今になってじっくりと見直せば、また、違った捉え方が出来るものです。
あの時に感じなかった何かを探し、懐かしさ半分、新鮮さ半分で楽しんで下さい。
全部は無いですがYOUTUBEにあったCMを古い順に並べてみました。
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「森のオルガン」篇 1991年
「シネマグラス」篇 1996年
「木登り」篇 1997年
「刻の迷路」篇 1998年
「旅人の車窓」篇 1999年
「風の海峡」篇 2000年
「雨宿り」篇 2001年
「父」篇 2002年
「遠い憧れ」篇 2003年
「詩人の島」篇 2004年
「砂丘の図書館」篇 2005年
「未知の力」篇 2006年
「文字のかけら」篇 2007年
「消えた足跡」篇 2008年
以下は今回のリストにないものです。
「自然」篇 1987年、「水の旅」篇 1988年、「街の夢」篇 1989年、「刻のオブジェ」篇 1990年、「私の道」篇 1992年、「文士」篇 1993年、「風の棲む町」篇 1994年、「天文詩人」篇 1995年
■ 二階堂酒造
レトロ・グランジ・和風サイトにも合いそうなフリーのアイコン20セット
レトロとグランジはどう違うのって聞かれた時に一瞬悩んでしまいます。
どちらもたまに使う言葉なのですが、両方を同じような意味で、また、同じようなニュアンスで使っている事がよくあります。なので違いを調べる為に、簡単にですが辞書を引いてみました。
レトロを広辞苑で調べると、「復古調。懐古的。ある時代の様式を真似た様。また、それを好む事。」となっています。ここから考えるとよく使われる「昭和レトロ」という言葉は、昭和の様式や雰囲気を懐かしみながら再現したもの。または、それを好む事と言う事になります。
対するグランジですが、英語では「Grunge」、これを日本語訳してみると「汚いもの、ゴミ、くず、だらしなく汚れた感じの服装」といったあまり聞こえの良くない言葉が出てきます。私が持っているグランジのイメージは、恐らく最後の「だらしなく汚れた感じの服装」の印象だと思います。
ではなぜ、この二つのイメージが重なってしまうのか?二つの言葉に共通するニュアンスが何なのか?を考えてみると、やはり「古さ」とか「昔っぽさ」と言う共通する部分があり、それぞれに懐かしい雰囲気が多分にあるのが理由なのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回は、レトロ・グランジといった古めかしいデザインのサイトを作る時に役立ちそうなアイコンをまとめてしました。ソーシャルメディア中心のアイコンセットになりますが、サイトの雰囲気を壊さない良い感じのものばかりです。勿論、和風サイトにも合いそうですので参考になれば嬉しく思います。
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Outlaw Design Blog » Free Grunge Style Social Bookmarking Icons
色が薄れて汚れた感じにレトロっぽさを感じるアイコン。
【個人・商用利用OK】
Free Social Media Icons: Old Bottle Crowns Icon Set
瓶のふたがモチーフのアイコン。傷のつき方なんかもいい味があります。
【20アイコン 200px x 200px PNG 個人・商用利用OK】
Set of social grunge icons by ~Tydlinka on deviantART
こちらもボトルキャップ型のアイコン。色がキレイです。
【16 x 16 | 32 x 32 | 64 x 64 PNG Creative Commons — Attribution-No Derivative Works 3.0 Unported】
Free Icons: Grunge Peeling Stickers Social Media Icons | Tutorial9
端の部分が少し剥がれそうなシールがモチーフ。昔、机に貼っていたシールはこんな感じで剥がれそうだったなー。
【20アイコン 128×128px PNG 個人・商用利用OK】
Worn Out Soda Cans Social Media Icon Pack | DesignBump
色が風化しサビも出ている缶のアイコン。パンチはあります。
【200×200 PNG 個人・商用利用OK】
154 Worn Cloth Social Networking Icons | WebTreats ETC
暖かいセーターのような雰囲気。レトロな雰囲気のサイトにはピッタリだと思います。
【154アイコン 個人・商用利用OK】
Burnt Wood: A Social Media Icon Set
木が焼けたような、または、パンが焦げすぎたような感じを受けるアイコンセット。
【12アイコン 420×420px PNG 個人・商用利用OK】
Grunge …
縦長のデザインを作る時の参考になる歌川国芳の掛物絵&中短冊14枚
縦長のギャンバスに書道や絵画、もしくは何らかのデザインを作成する時、物の配置や余白の取り方、さらには色の使い方など、様々な部分でバランスを取るのが非常に難しいと思います。
下の作品は、歌川国芳作が掛物や中短冊に描いた縦長のデザイン。
どのデザインも、背景のラインや色の強弱を巧み使い、縦長ならではの臨場感をしっかりと生み出しています。また、それらの背景は、決して前に出すぎることなく、主として描かれているモノの迫力を失わせる事もありません。
今回は、縦長デザインのインスピレーションとして、国芳の掛物や中短冊を幾つか紹介します。
私もあまり詳しくないので一つ一つの作品紹介は出来ませんが、国芳の絵をただただ楽しんで下さい。
何かしらの参考になれば嬉しく思います。
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歌川国芳の掛物絵&中短冊14枚
参照サイト:Japanese Heroes for the Twelve Signs
歴史ファン必見!NHKのタイムスクープハンターが面白い
みなさん、NHKの「タイムスクープハンター」という番組をご存知ですか?
NHK・総合で毎週月曜日の22時55分から約30分放送されているのですが、
現在放映されているものは2ndシーズン。
トライアル番組や特番が非常に好評だった為、続編が制作されたようです。
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では、一体どんな内容の番組なのかと言うと、未来に存在するタイムスクープ社が、
タイムスクープ技術を用いてあらゆる時代にジャーナリストを派遣。
その時代に生きる人々の営みを映像で記録しアーカイブを作成すると言う番組です。
ジャーナリストを派遣するといっても、毎回派遣されるのは、ジャーナリストの沢嶋雄一(俳優の要潤さん)。
設定では、ジャーナリスト・沢嶋雄一は第二調査部という
歴史の教科書には載らないような対象を追いかける部署に所属し、
歴史の中に埋れてしまった人々の真実の営みを調査する使命を帯びています。
(ちなみに、第一調査部は、教科書に載っているような大事件や人物を取材するようです。)
調査する対象は一回の放送につき一つのトピック。
沢嶋雄一は、その調査対象の中心となる人物や場所に密着し、
様々な事件の中に自ら飛び込んで行き、体当たり取材を敢行します。
例えば、2009年の年末に放送された
「タイムスクープハンタースペシャル 幕末決死行! 江戸牢獄・限界長屋の実態」では、
江戸の長屋・牢獄の取材にのめり込み過ぎた沢嶋雄一が自身も投獄されるという、
非常に危険なめにも遭っています。
しかし、それが逆に、当時、理由もなく捕まる人が多かった事(冤罪の多発)や、
裁判を行う奉行所がいかに様々な癒着や問題を抱えていたのかを鮮明にあぶり出す事にも繋がりました。
タイムスクープハンターは、このように当時の暮らしの中にある物事の真実を、
いかに一般人の視点で描くかという事に重点が置かれているのだと思います。
過去の放送まとめ
セカンドステージでも第一話の放送は終了していますが、下ではセカンドステージ以前に放映されたものをまとめてみました。(参照:タイムスクープハンター – Wikipedia)
タイトル:「お氷様はかくして運ばれた」 対象:「江戸時代の加賀藩の大名飛脚 」
タイトル:「忍者”その真の姿とは」 対象:「戦国時代の忍者」
タイトル:「江戸同心24時 対象:「江戸時代の江戸町奉行所同心 」
タイトル:「戦国救急救命士 対象:「戦国時代の医僧(戦場で医療活動を行う僧) 」
タイトル:「落武者脱出行 対象:「戦国時代の落ち武者 」
タイトル:「リストラ武士の奮戦記 対象:「明治時代の秩禄処分後の士族」
第7回 2009年5月13日 沸騰!闘茶バブル 対象:「室町時代の利き茶で賭けごとを行う武士 」
タイトル:「女たちの関所越え 対象:「江戸時代 の伊勢参りの旅をする女性 」
タイトル:「幕末決死行!-江戸牢獄・限界長屋の実態-」 対象:「幕末江戸・伝馬町牢屋敷での取り調べ実態と、窮民達の打ちこわし」
歴史好きの私にとっては放送タイトルを見るだけでワクワクしてしまいます。
今までにはあまりないタイプの歴史番組ですね。
タイムスクープハンターの見所
タイムスクープハンターの見所はやはり、歴史のマイナーな部分に焦点をあてている事。
従来の歴史番組と言うのは、戦国時代の大大名や幕末の有名人、公家や名士といった、
歴史の教科書に出てくるような人物にスポットがあてられていました。
また、事柄に関しても、歴史に大きな影響を与えた事件や出来事のみに焦点をあて、
日々の暮らしの中にあった些細な問題点に目を向けられる事は殆どありませんでした。
しかし、このタイムスクープハンターは、常に一般庶民の目線に立って様々な問題を紹介してくれる。
そこがまず見所の一つだと思います。
二点目は、カメラワーク。
ドラマの中では、常に主人公である沢嶋雄一の視点で映像が撮影されています。
と言うのも、設定上、沢嶋雄一のみがその時代に潜入し、
自分で撮影をしているという事になっているのでそのようなカメラワークになるのでしょうが、
これが実に臨場感があってドラマの中に引き込まれてしまいます。
沢嶋雄一も未来から来た人物(我々よりも未来人)、そして私達も同じく未来人。
なので、沢嶋雄一の視点から物事を見ることで、過去に起こった出来事に対しての感情移入がしやすくなり、
知らず知らずに引きつけられるんでしょうね。
本当に面白いドラマだと思います。
最後に
このドラマのホームページも見てみましたが、かなりハイテクなイメージに仕上がっていて凄く面白かったです。
番組についての基礎情報や、主人公についての予備知識、さらには撮影に関する番組ブログなど、
ドラマを見るにあたって持っておいた方が楽しめる予備知識がたくさん紹介されていました。
是非一度ご覧になってください。ホームページへは下からどうぞ。
■ タイムスクープハンター
また、タイムスクープハンターの制作スタッフブログも公開されていますので、覗いてみて下さい。
裏話などが書かれていて面白いですよ。
■ EYESブログ:NHKブログ | タイムスクープハンター
最後に、YOUTUBEにもタイムスクープハンターの短い映像が幾つかありました。
興味のある方は少し覗いてみて下さい。
■ YouTube – タイムスクープハンター
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